030下顎フルインプラント|インプラント・総義歯|魚津市 中央歯科医院
2023年09月22日
60代、女性。
物が食べられないので何とかしたい…と相談にお越しになりました。
初めて義歯を作ったのは3~4年前。
他院にて歯周病の為5~6本抜歯後、入れ歯を作成したものの、上の入れ歯は使えず、下の入れ歯だけを何とか使っていたそうです。入れ歯が不安定で何とかしたいと相談しても残っている歯も歯周病だから仕方がないと言われ、この先どうしたらよいかとても不安になり、インプラント治療を考えるようになったとのことです。
「孫と焼き肉を一緒に食べたい…」と呟く様子が切実でした。
手術までのスケジュールは次の通りです。
【1日目】パノラマレントゲン写真撮影
【2日目】咬合診断(精密検査)診断用レントゲン写真・口腔内スキャン
【3日目】治療説明
【4日目】インプラント手術時、残存歯抜歯(所要時間 2時間)
手術から1カ月後、インプラント上部構造を作製する為の準備を開始しました。
【手順1】口腔内スキャン
【手順2】インプラント位置関係の確認
【手順3】咬合の確認
【手順4】完成
【治療前】
【治療後】
オーラルフレイル(口腔機能の衰え)は多面的フレイルの「負の連鎖」の始まりとも言われます。
「咬めない」ことが食事内容の偏りや低栄養の原因となり、「口元に自信がない」ことで社会との繋がりを拒むようになります。
いつまでも健康的でいきいきと人生を送る為の「歯」の役割は、想像以上なのかもしれません…
【治療期間】4か月
【治療費用】6,450,000円(税別)
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023治療後の維持のために|白い被せ物|黒部市 中央歯科医院
2021年03月16日
57才、女性です。
最初の治療から10年が経過した頃、強い歯ぎしりやくいしばりの影響もあり、被せ物が酷く咬耗し、その結果、咬み合わせが低くバランスが崩れてしまいました。結果、被せ物が脱離したり、年に一度のデンタルドック(検診)では歯肉に炎症等の異常がみられるようになり、全体の被せ物の再治療を行うこととなりました。
奥歯の被せ物を上と下に分けて全ての歯を同時に取替をし、擦り減りによって低くなってしまった咬み合わせを再設定しました。
10年前と同じ結果にならぬよう擦り減りの原因である歯ぎしりくいしばりについても治療を行いました。過度な筋肉の緊張を和らげる薬剤の使用を実施しました。ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンと呼ばれるたんぱく質を有効成分とする薬を筋肉(咬筋)内に注射します。3ヵ月に1度の投与を4回実施。併行して口腔周囲の筋肉を整えるマウスピースを使用しました。
初回の投与から顎が楽になり、起床時の顎が疲れた感じがなくなった…と実感があったようです。強張っていた筋肉がほぐれ、表情も柔らかい印象となったように感じます。
最後は上の前歯の被せ物の被せ直しです。
その前に咬み合わせの相手となる下前歯の歯並びを整える為の部分矯正を行いました。(矯正期間 6カ月)
最後は、上の前歯の被せ直しです。
一連の再治療は本人の希望により段階毎に休憩しながらゆっくりと治療を進めた為、長期間を要しましたが、21本の被せ直しの為に来院した回数はわずか10回程度。計画的な再治療が実現したのは最初の治療から13年、根管治療の再治療や抜歯の必要がなく現在に至るからだと振り返ります。
残念ながら被せ物は経年的に咬耗などにより変化することは避けられません。
その状況を放置することが状況を悪化させ、再治療を複雑にしてしまうのです。この方のように年に一度のデンタルドックにより、自身の歯やインプラントに異常が起こる前に行動が出来るとよいでしょう。
【治療期間】 約2年
【治療総額】 4,156,500円(税別)
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021重度歯周病|インプラント・部分矯正(ブラケット)・白い被せ物・入れ歯(即時義歯)| 富山市 中央歯科医院
2021年03月2日
58才、女性です。
歯槽膿漏で何本も自然に歯が抜け落ちてしまい「仕方がない…」と諦めていたそうです。
30代半ば頃から頻繁にムシバの治療に通うようになり、良くなった実感のないまま40代後半からは歯槽膿漏がひどくなってきた事が心配で当時のかかりつけ医に相談すると「治療は無理だ…」と言われ、どうしたら良くなるのかわからないまま悩んでいる様子でした。
上の前歯が今にも抜け落ちそうな状況でしたので上顎の治療を優先して行いました。
社会性を考慮し、上の歯が1本も無い日がないように抜歯と義歯製作を同時進行で進め、初診から2ヵ月半で総義歯への移行が完了しました。
何とか見た目の不安が解消したものの、義歯が不安定で外れやすいことが問題でした。
即時義歯(歯が無い期間がないよう最後の抜歯と同日に義歯を装着)のため、適合の問題は限界があることを踏まえた上で今後の治療の内容について何度も話し合いをしました。
上の総義歯が安定して使えるかどうかは咬み合わせの下の歯が奥までしっかり噛める状態であることが重要です。
下顎臼歯部にインプラント治療を行い、インプラント治癒期間に前歯部の部分矯正を提案しました。
経済的な面で迷っておられましたが、家族の勧めにより治療を行うこととなりました。
矯正治療の器具の選択は、費用の点からブラケットを選択。矯正期間は3ヵ月です。
「次はどの歯が抜けるのだろう…」といつも不安そうな表情だった初診時とは違い、治療完了時には安心した表情でお孫さんの話をしてくださるようになりました。
上顎の歯肉と骨が安定した時点で金属床の義歯へ変更を予定しています。現在は3ヵ月に一度メンテナンスにお越しになっています。
【治療期間】 11カ月
【治療総額】 4,260,000円(税別)
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020親知らずの移植(自家歯牙移植) の予後不良|成人矯正(非抜歯)・インプラント・白い詰め物・親知らずの抜歯|黒部市 中央歯科医院
2021年01月15日
38才、女性 5年程前に口腔外科で上の左右の親知らずを移植したものの、左上は自然に抜けてしまったとのこと。ブリッジをすると余計に悪くなってしまいそうなので今後の治療を相談したい…という事が来院のキッカケです。
また、左下の親知らずに症状もあり、抜歯を希望していました。
自然脱落した左上の移植歯同様、右上についても状態は悪く、今度の見通しが立たないことをお話ししました。移植後の予後が不良であった原因として、実施年齢が適齢期を過ぎている事と不正咬合のまま治療を行うことのリスクを説明しました。
左上は骨がかなり喪失しており、インプラントは困難であるとし、まずは矯正治療を開始しました。
ブラケット治療と不正咬合の根本の原因となる口腔周囲の筋肉を整える為、Myobraceを併用しました。治療開始から5カ月経過した頃、オトガイと咬筋の過緊張を和らげる目的でボツリヌス菌製剤の投与を行いました。
歯並びだけでなく、筋肉に対するアプローチを始めた事で顔の形が整ってきた自覚があり、毎日鏡を見ることが楽しい様子でした。
1年半のブラケット治療の後、再検査を行い、両側上顎第一大臼歯へインプラントの埋入を行いました。
銀歯を無くしたいという希望もありました。奥歯を矯正治療後の歯並び咬み合わせに合わせ、セラミックの詰め物へと変更しました。前歯の被せ物はホワイトニングの後、被せ物をしました。
コロナ渦でマスク生活の中、長期に渡る治療が終わり「綺麗になった口元を自慢出来ない事が残念」と素敵な笑顔でお話しになる様子がとても嬉しそうです。
【治療期間】 2年
【治療費用】 2,350,000円(税別)
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016口腔容積を拡げる|成人矯正(非抜歯)・インプラント・白い被せ物と詰め物|魚津市 中央歯科医院
2020年09月16日
59才 女性。これまで子育てに追われ、自分の歯科治療にかけるお金も時間も余裕が無かったそう…今回は矯正治療も含めた全体的な治療を考えているということでした。人前に立つ事が多いので銀歯を無くしたいという希望もありました。
「せっかく治療すると決めたからには…」と「良くなる為に必要な事は何でも提案してほしい」と前向きな姿勢で取り組んで下さいました。
音楽関係のお仕事なので、治療によってもたらされた身体の変化にはいち早く気づいていらっしゃるようでした。「無理なく美しい声の発声が出来るようになり、生徒の前で自信を持って大きな口を開けられるようになった」と笑顔でお話しになります。
矯正治療と改善した歯列に合わせ、インプラントを含む補綴治療(被せ物や詰め物)をした事で口腔容積が拡大した事が呼吸や発声に良い影響をもたらしたと考えます。
この方にとって口腔内は単なる身体機能の一部を超えて「楽器」とも言えます。自慢の「楽器」を奏で、活躍する姿を拝見する度に私達も大変嬉しくなります。
【治療期間】 1年9カ月(プレオルソ・3Dリンガルアーチ・ブラケット)
【治療費用】 1,950,000円(税別)
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015予知性を考えた追加治療 | インプラント・矯正治療 | 魚津市 中央歯科医院
2020年03月18日
54才、女性。当院にて全顎治療を行ったものの、つぎはぎの再治療を行ってきました。
最初の治療から10年が経った頃、奥歯に数本抜歯が必要になった事を機会に現状と今後の見通しを考えた治療について話し合いました。
上顎については不確かな歯が多く、今後も再治療に追われることを回避する為に残存歯は全て抜去し、既存のインプラント(3本)と追加したインプラント(5本)を連結させて14本分の補綴を行うことになりました。一旦、仮歯が入った状態で現状について改めて診断を行い、治療計画を見直しました。
結果、両方の下の奥歯に入っていたインプラント上部構造についても都度追加治療してきたことで生じた咬合の傾きを改善する為に被せ直すことになりました。他、下の前歯部の歯列の改善についても対応することになりました。3ヵ月の矯正治療の後、最終補綴治療を行い治療完了です。
口元や顔の印象が若返り、一層素敵になられたと感じております。加齢と共に上下の顎の距離が失われると顔が極端に老けた印象になってしまいます。下顔面をコントロール出来るのは歯科治療によってのみです。
ご本人は何よりも咬み合わせが良くなったと実感出来ることに喜びを感じておられ、治療完了後ついつい食べ過ぎて太ってしまった嬉しそうに報告して下さいました。
【治療期間】 1年6カ月
【治療費用】 7,667,000円(税別)
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013ボロボロの歯の治療 | インプラント・歯科恐怖症・静脈内鎮静法 | 富山市 中央歯科医院
2020年03月13日
53才、男性。歯科恐怖症の為、長年歯科医院に行っておらず口の中はボロボロに…治療を想像するだけで気分が悪くなり、歯科治療に向き合うことが出来ません。静脈内鎮静法を行えば克服出来るのでは…と、まずは治療方法について話し合いました。
心的負担が少ない治療から行い、歯科治療に慣れるよう様子を伺い、患者さんと我々との歩幅を合わせながら慎重に治療を開始しました。
全体の治療費用の圧縮と治療後のリスクを考え、上は8本、下は6本のインプラントで上下28本の補綴を行いました。インプラント手術の際には不安感や恐怖心を和らげる目的で麻酔科医の立会いの下、静脈内鎮静法を行いました。
初めの1ヵ月は初期治療と治療カウンセリングを行い、治療開始から7ヵ月で仮歯が入り、日常の生活を不便なく過ごせるレベルまで回復しました。その後、9カ月間歯肉と咬合状態の経過観察をし、最終補綴を行いました。
歯科治療を行うことで審美性と機能回復したことは言うまでもありません。今では院長と歯のことや呼吸について談笑しながらクリーニングに通う様子は恐怖心と不安で押しつぶされそうな初診時とはまるで別人です。
【治療期間】 1年7カ月(うち経過観察期間9カ月)
【治療総額】 13,060,000円(税別)
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010方向性の転換|インプラント・入れ歯治療|魚津市 中央歯科医院
2018年06月1日
73才、男性、魚津市在住の患者さんです。
既に10年以上のお付き合いの中で奥歯を中心に数本インプラント治療を選択してこられました。最初に入れたインプラントが11年目を迎えた検診の際、これまでの治療を共に振り返りました。
これまで、元々の咬み合わせの問題に対処することなく欠損部にのみ治療を繰り返してきました。都度行ってきた局所的な治療と経年的な奥歯の擦り減りによる前歯のフレアアウト(上の前歯が口の外側に放り出されること)が起こり、結果的には元々の咬み合わせの問題が更に深刻なものとなり、その咬み合わせの問題から歯を支える骨が一部極度に喪失していることも確認出来ます。このまま放置をすると上下の歯において互いの力関係で弱い方の歯が早くに脱落し、最終的に10本前後の歯は残るものの、上下で咬み合うところはないという最悪の状況になると説明しました。
この患者さんに必要なのは「咬合再建」です。
インプラントか入れ歯の治療でお口全体の咬み合わせを整える必要があります。相談の上、インプラントは追加せず、上だけ総入れ歯に移行することになりました。これまでの治療の結果と本人の早い決断が功を奏し、入れ歯とはいえ普段の食事には支障のない想像以上の出来に仕上がりました。「煎餅などの硬いものでも何でも咬めて不思議なくらい…」と大満足の様子です。
【治療期間】 3週間 全て保険診療
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009部分入れ歯の限界|インプラント・白い被せ物・審美歯科治療|滑川市 中央歯科医院
2018年06月1日
46才、女性、滑川市在住の患者さんです。
長年、奥歯が2本分の部分入れ歯を装着していたそうですが、昨年その手前の歯を抜くことになり、今度は3本分の部分入れ歯を作製。今後もこうして1本ずつ抜歯をし、部分入れ歯を作り直していくことを不安に思い、インプラント治療を考えるようになったそう。ただ、インプラント治療を受けるにあたり不安や恐怖心もあり十分な説明を望んでいらっしゃいました。
「咬合支持数」と言って咬む力を支える歯は上下14本ずつありますが、抜歯をすることにより「咬合支持数」が減少すると残る歯に更なる負担がかかり、この患者さんが不安と感じる事態は1本以上歯を抜いた経験のある方には誰しも起こりうることです。「咬合支持数」の回復、今後起こりうる「咬合崩壊」を免れる為、インプラント治療は有効な方法と言えます。ただし、その場合、インプラントと共存させようとするご自身の歯も最低10年以上見通しが立つものとし、厳しく審査する必要があることを伝えました。審査の結果、上下左右の奥歯に9本のインプラントが必要であるとの判断に至りまし。治療期間短縮の為には全てを同時進行で進めていくことも考えましたが、インプラント手術に対する不安もあるとのことでしたので、まずは比較的患者さんへの負担が少ない部分から進めていきました。
患者さんとの話し合いの中で治療の進め方を検討し、安心して治療のゴールまで辿り着くことが出来ました。治療本数が多かったり、多岐に渡れば渡るほど、患者さんの治療への理解と協力が必要不可欠になります。繰り返しの説明や治療方法の検討にあたり、毎回真剣に耳を傾けて下さった患者さんに感謝です。
治療期間 1年3ヶ月・治療総額 5,034,000円
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008メタルフリーの治療|白い被せ物や詰め物|入善町 中央歯科医院
2018年04月11日
42歳、女性。入善町在住の患者さんです。
左下の詰め物がとれること、歯を抜いてそのままにしているところが心配で、今後の治療について相談を主訴に来院。
大きな咬み合わせの力を発揮する第二大臼歯が3本ないままでの応急的な部分治療を繰り返した結果、咬み合わせが不適切で、更にそれぞれの歯に大きな負担がかかることで歯根が割れていたり、銀歯の下でムシバが進行しているところが多数ありました。
本来の上14本、下14本の歯数を確保することが理想ですが、治療費用等の相談の結果、まずは上12本、下12本についてそれぞれの歯に将来の不安がなく、咬み合わせが良い状態を作ることにしました。
歯根破折しているところは抜歯後、インプラント治療を行い、治癒期間を利用して部分矯正をしました。他ムシバの治療を行った上で咬み合わせを整える為、すべての歯を同時に型をとり白い被せ物や詰め物を入れ、新たな咬み合わせを再構築しました。
治療期間は1年8ヶ月。
予想以上のキレイな仕上がりに喜んで頂けたようで「更にキレイにしたい」と当初予定になかったホームホワイトニングも行い、治療を終了しました。
当院に出逢うまでは歯科医院が苦手で、痛くならないと行かなかったそうですが、治療終了から2年が経過する今も3ヶ月毎、1度も欠かさずに歯のクリーニングにお越しになっています。
【治療期間】 1年8ヶ月
【治療総額】 2,936,000円(税別)
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