029開咬・でこぼこの歯並び|アライナー治療|黒部市 中央歯科医院
2023年08月28日
30代、女性。
検診希望と親知らずと歯並びについて相談の為、お越しになりました。
前歯が咬み合わない「開咬」という状態です。
この「開咬」の方は前歯が咬み合わず、奥歯に過剰な負担がかかることで早期に歯や歯周組織が壊れ、まだ20代後半にも関わらず奥歯を1本以上失っている方も少なくありません。幸い、現時点で歯や歯ぐきに大きな問題はなく、これからも健康な状態を維持するための「矯正治療」と「親知らずの抜歯」を提案しました。
「矯正治療」はまず、叢生(歯並びの凸凹)の解消と顎位の左右差の改善を目的として「3Dリンガルアーチ」を用いた治療から開始しました。
治療開始から11ヶ月後、叢生(歯並びの凸凹)が改善し、咬み合わせの基準となる奥歯の関係が正常になったことを確認し「アライナー治療」へと移行しました。
アライナー治療開始から約1年6ヵ月、矯正治療を終了しました。
~治療終了時、矯正治療を振り返り感想を伺いました~
昔から歯並びのことは気になっていたものの、長期間の通院や費用などの心配や不安が先に立ち、治療を決断出来ずにいました…
今回治療を決意した要因の一つに「アライナー治療」の提案です。
従来の「ブラケット治療」は見た目の抵抗があり、経験者の友人から歯磨きの大変さなど苦労話を聞き、あまり良いイメージがありませんでした。そして何よりも「痛そう」な印象が嫌でした…(笑)
「アライナー治療」中、心配していた痛みはなく、アライナーは自分で着脱が出来ますので歯磨きの大変さは感じませんでしたが、外食の時、食事の前後に席を外してのアライナーの着脱は大変でした。
長期間の通院については「オンライン診療」が便利でよく利用しました。
医院を受診する「対面診療」の場合は全日の休暇が必要になりますが、「オンライン診療」の場合はスキマ時間で自宅で受診することが出来ます。初めてのオンライン診療でしたが、CLINICSというアプリを使ってビデオ通話感覚で簡単に行うことが出来ました。
口元の見た目がとても良くなったことは実感しています。まだマスクをしていることが多く、周りから指摘されることはありませんが(笑)自分では綺麗になったと満足しています。
「アライナー治療」はこれまで矯正器具の見た目が気になって治療出来ずにいた方々にとって魅力的な選択肢となっています。矯正器具の着脱が可能であることや、ご自身で治療を進める治療方法の為、成功の鍵となるのは「自己管理」です。
治療期間 2年8ヵ月(プレオルソ・3Dリンガルアーチ・アライナー)
治療費用 ¥1,060,000(税別)