026すきっ歯・口ゴボ |アライナー矯正|黒部市 中央歯科医院
2022年10月21日
11才の女の子です。
口元が前に出ていることが気になるとの相談でした。
母親から「実は…」と、当院を受診するに至るまでの経緯をお話しになりました。
小さい頃から通院していた「かかりつけ医」に相談し、手に負えないとのことで紹介された「矯正専門医」でも「今は治療出来ない」と言われたそうです。歯並びのせいか、滑舌が悪く、聞き直すことも多い為、「今すぐ何か出来ることがあればしたいのに…」と、落ち込んでいる様子でした。
今の状態を治すことは簡単で、それより重要なのは歯並び・咬み合わせを作る「舌」を治すことだとお話しました。「舌」が歯ならび・咬み合わせを決めていると言っても良いほど矯正治療にとって「舌」の在り方は重要です。
筋肉の使い方を学習し、改善することは決して簡単なことではありません。
とはいえ、「舌」に対するアプローチがなく治療を進めることのリスクをお話し、まずは口の周りの筋肉の使い方を学習する為の治療「MFT(口腔周囲筋機能療法)」を開始しました。
MFT開始から2カ月後、アライナー治療を開始。
アライナー治療開始から約2年半 本人・ご家族が満足出来る仕上がりになりました。
治療が進み、口元がキレイになっていくに従い、本人の表情は明るくなり、学校や部活動のことを楽しそうに話してくれる様子が印象的でこちらも嬉しくなりました。
小学6年生から中学3年生という多感な時期ということもあり、目立たない「アライナー治療」を選択した彼女。本人や家族の協力無くして矯正治療、特に「アライナー治療」は成功しません。
今後は治療後の状態が維持出来るようサポートしていきます。
治療期間 約3年(プレオルソ・アライナー)
治療費用 ¥860,000(税別)