019顎関節症を根本から治す|成人矯正(非抜歯)・白い詰め物|黒部市 中央歯科医院
2020年12月28日
47才 女性です。1年半程前からいわゆる顎関節症の症状(顎関節の痛みや口が開きにくい、顎がカクカクする)があり、ナイトガードを使用しておりました。歯並びの異常はわずかですが、咬み合わせの平面に凸凹があり、根本的には矯正治療が必要である事を伝えていました。
次第に症状は悪化し、心療内科にて抗精神薬の処方、耳鼻科にてコステン症候群(耳の痛み)の診断を受けました。経済的不安を理由に治療を踏み出せずにおられた様子でしたが、発熱、顔面や手指麻痺、味覚異常など普段通りの生活が出来なくなり矯正治療を決断されました。
まずは治療開始の為に顎関節症の症状を和らげる為、マイオブレイスMyobrace(就寝時+日中1時間以上の装着が必要なマウスピース)を始め、1ヶ月後、3Dリンガルアーチ(内側に装着するワイヤー)、ブラケット治療を開始しました。
1年半のブラケットの治療の後、本人の希望により口腔周囲筋の影響を受けづらいアライナー治療へ移行することとなりました。
約6カ月のアライナー治療の上、矯正治療前に治療した詰め物を現状の咬み合わせに合わせる為の再治療を行いました。
補綴治療(セラミックの詰め物)をした後、約1ヶ月のアライナー治療によって咬み合わせを整え、治療終了です。今ではすっかり元気になり「あんな苦しいい思いは忘れられない…」と当時を振り返ります。矯正治療前に通っていた膝や腰の痛みに対する治療も今では必要なくなり、矯正治療をすることで健康への投資が少なくなったと喜んでいらっしゃいました。
治療期間 ブラケット治療 18カ月 アライナー治療 7ヵ月 ・ 治療費用 1,700,000円(税別)