我の歯で我の歯を壊す!
2016年07月6日
東洋経済オンライン(東洋経済新報社)・2016年07月02日配信の記事タイトルに、目をひかれました。
「歯を食いしばるクセがある人」に及ぶ悪影響*1、ごもっともです!
冒頭に「普段口を閉じている時、上下の歯はどうなっていますか?」とあります。
いかがですか?
実際に上下の歯が触れていたりすると“歯を食いしばっている”ことが考えられます。
本来は、上下の歯は接触していないのが正常です。
食事、会話から推測すれば「一日の歯の接触時間をトータルすると、平均17.5分(抜粋)」。
ビックリするぐらい短いことになります。
これ以上、食いしばれば、口内にさまざまな影響が出ることになります。
主な影響(本文より抜粋)は、「歯がすり減る、かける」、「歯周病の治療効果が上がらない」、「治療した部分が壊れる」、「肩こりや頭痛の原因となる」。また、遠因には「顎関節症」、「知覚過敏」もあげられます。
そうならないためにも、この記事では以下の療法をおすすめしています。歯を離す・脱力する・口を開けるなどを書いたメモ紙を目につくところに貼って、歯を接触しないように心掛けるみるという「認知行動療法」です。
まず異常であることに自らが気付くことが重要です。
ただし、ある程度の段階まで進み、何らかの不都合が出ている場合は、治療をしなければいけません。
私共の医院では、ナイトガイド(マウスピース)、または「プレオルソ PREORTHO」を使用した治療を推奨しております。
何事も問題が発生するには、その原因があります。
歯科治療にも、前述の主な影響(症状)のようなことにより、ゴールに迎えないことがあります。
このようなにならないためにも、患者さんへのカウンセリング実施し、現状把握に努めております。
この記事を読んで「もしかして…」と気になった方は、ぜひご相談ください。
*1:東洋経済オンライン(東洋経済新報社)
2016年07月02日
「歯を食いしばるクセがある人」に及ぶ悪影響
http://toyokeizai.net/articles/-/123935
院長 島田 実
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デキる男は歯が綺麗?? (1)
2016年06月17日
毎月愛読している株式会社プレジデント社の『PRESIDENT』2016.5.2号の記事*1に感銘を受けました。
簡略化すると「エリートは歯のケアをしている」ということだそうです。
記事の文頭には「歯を見れば、その人の自己管理能力がわかる」とあり、中面には「仕事の思考や手順と全く同じことが歯のケアにもいえます。~月に一回程度、歯垢クリーニングなどで歯科医に訪れる。すると、歯槽膿漏の兆候や、小さな虫歯の発見につながる。~点検を習慣化することで、歯を含む口腔内の健康度は確実にアップし、外見への貢献度も高まるのです」と掲載されていました。
歯科医として推奨すべき考え方です。
このようなことは、患者さん自ら望む健康意識の高さが無ければ実現しません。
歯医者からの助言を受けとり、今何をしなければいけないのか、まずは理解することがデンタルケアの第一歩です。
歯のケアをすることが未来の自己の健康への先行投資であると捉える患者さんが一人でも増えるよう、これからも日々患者さんへ働き掛けていきます。
*1:株式会社プレジデント社発行『PRESIDENT』(2016.5.2号)75ページの「エリートの外見マネジメント/歯のケアをすると、なぜエリートになるのか?」
院長 島田 実
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デキる男は歯が綺麗?? (2)
2016年06月17日
先日、『エリートは歯のケアをしている』*1という、プレジデント社発行『PRESIDENT』の記事を取り上げました。
合理的でロスを避けるデキる男な考え方はメンテナンス中ではなく、治療中の場合でもプラスに働くことが多くあります。単純に健康意識の高い患者さんは正しくホームケアをしていることで治療後の状態も良く、再治療のリスクが少ないと言えます。そして合理的な考え方が出来る方は今の自分が置かれた状況ですべきこと、治療の為の時間と費用を確保が可能で対応が迅速な為、他の歯への影響も少なく、長期的に無駄な出費や時間も抑えられます。
治療をするにあたって、“治療に臨む体勢であるか”ということが最も重要なことであり、さらに成功に繋がる近道でもあります。
このようなことをご理解いただき、私共と一緒に、10年20年先の口内健康へ取り組んでいきましょう。
*1:プレジデント社発行『PRESIDENT』(2016.5.2号)75ページの「エリートの外見マネジメント/歯のケアをすると、なぜエリートになるのか?」
院長 島田 実
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治療は同様の考えを基に 進めていくものである
2016年06月9日
最近、『ミシュランガイド富山・石川』が発売され、富山県では数件の店舗が星を獲得されました。
選ばれたのは敷居が高くて、“一見さんお断り”というお店では無いようです。
さまざな人たちに愛され、評判になり、ミシュランガイドのスタッフに目が留まったのだろうと私は考えています。
ただし、どんな方々でも? そうでは無いと思います。基準は、常連さんも、一見さんも、同じ空間で違和感なく過ごせること。このことは、「お店が自然に“お客さん”を育てている」ということではないでしょうか。
おこがましいのですが、まさに当医院が目指すスタイルなのです。
治療をするかどうかは、個々の考え方によって、左右されます。
耳を傾けられるか、どうかです。求める人には響くのでしょう。
(歯の磨き方、フロス使用[過去記事へリンク]の重要性など)
歯科技術は確実に進化しています。
歯科医師が適切なものを選べば、今まで困難だったケースも改善へと導くことができるようになりました。
「やらなくてもいいこと」
「やらなければいけないこと」
『治療の方針がブレていないか?もっと良い方法はないか?』常に問い続けながら私もスタッフも治療を行っています。
患者さんの無駄な時間を無くし、いかに有意義に過ごせる時間を確保するかが、私に託された義務であると認識しております。
院長 島田 実
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キッズルーム設置から早8年 新たな展開へ始動します!
2016年06月6日
医院の2階に託児の施設を設けたのは8年前。
当時は子育て中の母親が通院しやすく、子どもが行きたくなる歯科医院になればと考えておりました。
8年経った今感じるのは、託児がなければまだ出会うことのなかった0歳の赤ちゃんと出会う機会が増えたということです。そして、0歳の赤ちゃんのこれからのことについて質問を受けることが多くなりました。
本来、むし歯がなくキレイな歯並びを作る上で0歳の赤ちゃんうちから正しい情報を母親が得ることは重要なことです。
このような経験を通し、数年間前からは、いつかこのキッズルームを起点により多くの方に情報を発信していきたいと考えるようになりました。そんな矢先、ママスキー(http://mamasky.jp/)のドイさんとの出会いがあり、この度、キッズルームを使って初めてのイベントを開催することとなりました。
正しい知識で健やかな子どもを賢く育てる。そんなお手伝いが出来ると嬉しく思います。
今回担当するチーフマネージャー・歯科衛生士の池原は4歳と1歳の息子を持つ、正に子育て真っ最中の母親です。
歯科衛生士として、また母親として現実的なアドバイスをお約束します。
今後のイベント情報は、随時Facebookにて配信いたしますので、チェックいただければ幸いです。
院長 島田 実
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FLOSSING or DEATH
2016年04月19日
「フロスをするか」さもなければ、「死を待つか」。
こんな標語をご存じですか?
まさに、その通り!私も賛同します。
口内環境を正常なものにするためには、“歯磨き”とともに、“フロスをする”ことが推奨されています。
口腔内のケアを怠ると、歯周病、心臓病・心疾患、脳卒中、糖尿病等のリスクが高まり、命を落としかねない…そんな危険を訴えるこの標語。
歯周病と全身疾患との因果関係を昏々と語るよりこの標語を突き付けられた方が肝が冷やされます。
実際、心疾患の治療の現場では、まず「歯周病」の治療を行うことが必須のようです。
ちなみに、歯科治療の現場では、『セルフケアが出来た上で治療すべき』と考えます。
なぜなら、自身の手入れが出来ていない状態での治療は、精度が落ちてしまうからです。
歯科治療には患者自身による『毎日のセルフケア』という協力なくして成り立ちません。
治療中の方もそうでない方も今日から“フロス”を使ってのケアをスタートしましょう!
院長 島田 実
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Vol.9:細菌交換会!?
2016年04月18日
むし歯先進国では、食後に「キシリトールのタブレットを舐める」、そして「フッ素」が良い。
私もそれがベストプラクティスであると考えています。
お子さんの口内には、もともと、むし歯菌、歯周病菌などの『菌』は存在していません。
さて、どこからでしょうか?
外部から。そう、「他人」からです。
では、どのタイミングでしょうか?
「親の使ったお箸やスプーンを使った」、正解です。
昨今、このようなことは周知の事実ですので、そのようなことはされないでしょう。
他にもあります。
あまり知られていないのかも知れませんが、とても厄介なことです。
それは、「歯を磨いているとき」です。磨きながら、知らず知らずに「細菌をばらまいている」のです。
同じ場所で、数名が歯磨きをしたら、まさに『細菌交換会』になってしまうのです。
人前での歯磨きは原則NGです。
人生に大きく関わることがこの『歯』なのです。
口内衛生の管理は、お子さんには親がしかっり対応する必要があります。
問題が起きないためにも歯ブラシは『清潔』に保ちましょう。
院長 島田 実
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Vol.8:“アマルガム”の廃止
2016年04月17日
今年4月1日からの保険制度の改正により、歯科用金属『銀アマルガム用合金』の使用が正式に禁止されました。
人間の身体に害のある毒物『水銀』」からなる合金です。
一般的には、詰め物の金属として使用されていました。
アマルガムの中の『水銀』は不安定で、劣化により、水銀が漏れて、唾液の中に入ります。
唾液中の水銀は口腔粘膜や腸に入って血中に入ります。
また、歯のアマルガムの表面同士が接触すると、水銀が蒸気状になり、それが肺に入ります。
よって、水銀蒸気は、口腔粘膜、呼吸器、臭覚器を通って全身、あるいは脳に至ります。
以上のようなことにより、疲労、頭痛、視覚障害などのその他多く不定愁訴に悩まされることになります。
実際、使用上の注意書きは、内容を疑ってしまいます。
「アマルガムの練和物や水銀は直に触れたり、素手で取り扱わないこと」
「アマルガム製作及び研磨作業は、充分喚起されている場所で行うこと」
「アマルガム充填後は、患者に誤飲させることなく、患者の口腔内を充分清掃すること」
読んでいただくとおり、人間の身体に入れるものとは思えません。
治療現場で、歯科医療関係者も水銀中毒にかかる傾向が高いとも言われてきました。
私もアマルガムを使用した歯があり、取り除くまで「しびれ」がありました。
医療技術の向上により、過去の産物はいとも簡単に捨てられるのですが、それはただ安易なものではなく、“人体に影響を与える”許さざる行為でもあります。
医療に携わる者として、常に確かな治療をしっかり見極めて患者さんへご案内することが私の宿命であると認識しております。
院長 島田 実
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Vol.7:あなたを守る“サージカルガイド”
2016年04月16日
近年、既に他院でインプラント治療を受けた方が私共の医院に来院することが多くなったように感じます。
すると、不適切な位置にインプラントが埋入されていることがあります。
歯科医にとってそのインプラント手術は毎日のことかもしれませんが、
患者さんにとっては10年、20年間、なるべく長期に渡り快適なお口であることを前提にインプラントを選択されたわけです。
その治療は誠にもって、不信感を抱いてしまいます。間違いがあってはなりません。
とはいえ、正確な位置、角度にインプラントを埋入することは容易ではありません。
骨の硬さは均一ではなく、柔らかいところもあれば硬いところもあります。
例えるなら、DIYで木の本棚を作るときに板と板を固定するとき、大工道具のドリルドライバーを使います。
ズレたり、曲がったりしないように、先に小さな穴を空けて行ったり、適切に穴を開けられるよう工夫しますよね?
同様に、私共の医院では全てのインプラント手術において適切にインプラントが埋入する為、ストローマン社製の「サージカルガイド」を使用します。
最終的は歯の形状から逆算したインプラント埋入位置を事前に撮影したCT画像上でシュミレーションし、
手術に必要なデータを集約した「サージカルガイド」を作製した上で手術に臨みます。
作製する為には費用と時間が必要です。その点ではマイナスに感じることもあるかもしれませんが
「サージカルガイド」を用いることでより安全に手術を行うことが出来、かつ手術時間が短縮され
快適にインプラント手術を行うことが出来るなら、その費用と時間は決してマイナスであるとは感じません。
現在“CT撮影した上でインプラント手術を行うことが当たり前”ですが、
それと同じように近い将来“「サージカルガイド」を使用してインプラント手術を行うことが当たり前”になることでしょう。
いや、むしろ早くスタンダードになって欲しいと願います。
院長 島田 実
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Vol.6:インプラント・メーカーの選択
2016年04月15日
現在、世界には数100のインプラント・メーカーがあります。
さて、どのインプラントが良いのだろうか?
15年前の話になりますが、歯科医師のホフラン氏が「チタンインプラントであれば、どれでも同じだ」と明言されたことがありました。これは、「高くても、安くても、どのインプラントも同じだろう」という解釈になっても当然である。
ここ数十年は、インプラント治療におけるさまざまな問題が浮き彫りになり、製品そのものの材質や形状、強度などを重要視されるようになりました。
そんな状況の中で、インプラント発祥地である、スウェーデン政府が研究機関に対して、インプラントの性能を検査依頼した。その結果が私にとってはこの上なく満足いく結果となりました。
開業以来、使用しているスイスのストローマン社製のストローマンインプラントが一番性能が良いと立証されたのです。
性能とは、「抜ける」「折れる」などのトラブルが少ないということ。
「選択が間違いでは無かった」と声を大にして言いたいのです。
ストローマンの営業マンは、「それ以外を選択する理由がない」と自信もって言うのです。全くもって同感である。
世界が認める、技術と安心は、必ず成功へと導いてくれるに違いありません。
今後も私共の医院では、この素晴らしいストローマンインプラントを患者さん提供します。
院長 島田 実
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