第四次産業革命
2019年12月26日
IoT、ビッグデータ、AIなどの活用した技術が駆使される第四次産業革命の中、歯科医療分野でもさまざまな場面で革新的に変わろうとしています。
当院としては、今年8月に導入した「TRIOS® 3 オーラルスキャナー」を中心とした変化が挙げられます。
導入から4ヵ月…治療の内容から我々の業務内容まで期待以上の変化がありました。
患者さんにとっての変化は、歯の型を取る際、材料の硬化時間として要していた待ち時間がなく、快適に治療を受けることが可能になりました。
(参考:硬化時間 シリコン印象材の場合は8分間、アルジネート印象材の場合は3分間)
嘔吐反射等で苦手な方も少なくないでしょう。
オーラルスキャナーの場合は口腔内を読み取る時間が5分程度必要ですが、途中患者さんのペースで休みながら進めることができ、患者さんへの負担はかなり軽減しました。
次に、我々にとっての変化を紹介します。
これまで、型取りの後行っていた石膏模型を作製し外注先へと送る為の梱包や配送を手配する工程が全て不要になりました。ボタン一つで技工所へデータを送るだけでこれまでと同様の作業が完結です。また、患者さんのお口の中をデータ化して治療を進めることで避けようがない材料の性質から発生するエラーや感染のリスクが無くなったことも良い点だと考えます。
業務内容がよりシンプルになり、時間や材料など今まで気づかなかった無駄が排除出来ました。
→「TRIOS® 3 オーラルスキャナ」の説明はブログを参照ください。
来年も、デジタルワークフローを意識し、治療時間の短縮、無駄の無い健全なワークフローを築くことを心掛けていきます。
院長 島田 実