骨隆起(こつりゅうき)|咬み合わせ 矯正
2018年02月27日
「骨隆起」とは骨質の局所的過剰発育によって生ずる骨の隆起のことです。
原因は不適切な咬合力がかかることです。
歯ぎしりや食いしばり、咬みしめに代表する意識外での上下の歯の接触は、
まるで歯を支える骨にとって“筋トレ”のようで、毎日の繰り返しにより骨が増強されてしまうのです。
写真は、全体の咬み合わせの歪みを治すために矯正治療と全顎補綴をされた患者さん。
Web内の治療症例でも紹介している方です。
治療の過程で「骨隆起」が僅か3ヵ月で無くなったことが確認出来ます。
これだけの「骨隆起」がなくなると、口腔容積(舌房)が広くなることで身体への良い影響が期待出来ますし、実際、この患者さんも多くの不定愁訴が改善したと喜んでいらっしゃいます。
全ての問題には、必ず原因があります。その原因となる一つ一つを紐解くことが私たち医師の役目と言えるでしょう。
院長 島田 実