抜歯の選択
2017年11月2日
20~30年、“持つ歯”なのか、“持たない歯”なのか。
そこで、人の人生を左右する「抜く」「抜かない」の選択です。
いずれ抜かなければいけない歯を何度も治療を重ねる。
費用も期間も様々な無駄が多い選択で、失うものも大きいものです。
本当に歯を抜かなくて良いのか、見定めるのは歯科医師の判断に委ねられますが
最後、患者の同意がなければ治療には至りません。
実は抜くこと以上に残すことの方が「覚悟」が必要なこともあります。
患者も私達もです。
その「覚悟」がなく、ただ患者の顔色を窺い「残す」のは、歯科医師として無責任だと私は思います。
治療の根本には、責任があり、無責任であってはならない。そして、常に冷静な判断が患者も私たちも必要です。
院長 島田 実