負のスパイラルからの脱出
2017年10月20日
歯の治療は、間違えば、間違うほど、負のスパイラルへ。
歯科治療を美容整形で例えると。
とりあえず、「目」を治して、今度は「鼻」そして「口」。
あれ? 何かアンバランス? 表情がおかしい?
では、また「目」→「鼻」→「口」へと治療を重ねる。
このように、患者さんの望む治療は、結果として整合性がとれておらず、まとまり無くなることがあります。
自分の主観だけで治療しても上手くいきません。
総合的に考えて、進めるべきであると考えます。
本気で美容整形にお金をかけるのであれば、最初にある程度のまとまった予算が必要であると聞いたことがあります。
その時々に気になったその部分だけを直すよりも、数十年先を見て、全体的に治すの方が仕上がりも良く、結果的には経済的でもあるとのこと。
まさに、歯科治療も同様の考え方です。
数十年先を予測しながら治療を進めるには、まず、患者さんとの現状と将来に対する共通認識は欠かせません。正しい理解と判断の先に負のスパイラル脱出の鍵が必ずあります。
院長 島田 実