歯が悪くなる、本当の原因は?
2017年03月11日
歯が悪くなる原因はまず「ムシバ」と思ってはいませんか?
歯が悪くなる要因は「細菌」と「力」とふたつあります。
「細菌」とは、口内環境が良好であること。そして、それと同じくらい重要なのが「力」。「咬合力」です。この「口内環境」と「咬合力」がコントロールされていないと口内は崩壊します。
「細菌」と「力」のコントロールの重要度はほぼ同等です。つまり、ただ歯磨きだけしていても「ムシバ」も「歯周病」も防ぐことが出来ません。
一定レベル以上の状態が獲得出来たならば、それぞれの重要度は1:9の割合になると言っても過言ではありません。「細菌」が1、「咬合力」が9ということです。
咬む力は身体から発揮されるどの力より強く、時には破壊的に働きます。コントロール不能になると自分で自分の歯を破壊している…そんな状況になります。恐ろしいことです。
では、すぐに実践できる「力」のコントロールを提案します。
「今、上下の歯は接触していますか?」
通常、食事や会話で上下の歯と歯が触れ合う時間は1日17.5分と言われます。それ以外の時間の接触は不適切でそれぞれの歯にとってストレスになります。上下の歯がただ接触しているだけで問題なのです。
そこで「歯を離してリラックス」!
上下の歯を接触させないよう意識しましょう。歯ぎしり、食いしばりはもちろんです。徹底して意識することで肩こりや片頭痛が改善したなど、口内だけでなく、全身にも好影響が出た方もいます。
是非お試し下さい!
院長 島田 実