大衆迎合の落とし穴
2017年01月24日
大衆迎合=多くの方に受け入れていただくこと。
私は、あまり好きではありません。それは、品質の劣化が心配だからです。
例えば、家づくりでは、どれだけ外観が素晴らしくても、人の動線がなっていない、冬は寒く夏は暑いでは、話にはなりません。ただし、設計士がしっかり動線を考えて設計したとしても、一つ一つの施工技術や素材が低レベルであれば、同じことです。もちろん、総予算の範囲内で建築することになりますので、施主との共通認識のもと進めていくことになります。
歯科の世界でも同様です。
家づくりに例えれば、設計士は医師、施工は技工士と言えます。
医師は知識と技術、正確な判断の元、的確な指示を技工士に出し、完成を目指します。厳しい目を持っている医師と技工士が一緒に取り組めば、レベルの高い治療ができます。そうでなければ、結果はお粗末です。
当院が取引する歯科技工士は、Aランクの技術を持つため、患者さんに満足いただける治療が提供できます。私自身はこのパートナーとともに治療ができることを大変誇りに思います。今後もさらなる技術革新を共有にしながら邁進していきます。
院長 島田 実