NHK「インプラント周囲炎」の報道について
2016年12月26日
先月11月8日にNHKで「治療後3年以上のインプラントのうち40%以上がインプラント周囲炎である」というニュースが放送されました。
ネット上では、同業の先生方々が報道に対して異議を唱えているようです。
*1:インプラント周囲炎とは、何らかの原因によりインプラントを支える骨が失われてしまうこと。
インプラント先進国であるスイス、スウェーデンでは、このような報告はされていません。日頃の口内ケアを怠ること、また、最も大きな原因としては使用するインプラントメーカーによると考えます。
当院では、開業当初より現在、インプラント界シェアトップのStraumann(ストローマン)社のストローマンインプラントのみを使用していますが、口内にインプラントが残っている状態は10年後95%、20年後90%と実証されています。
良好な状態を長く維持する上で治療後も自分の口腔内には意識を持ち続けてほしいという点では今回の報道は有効であったと考えますが、ただ、最も重要なインプラントメーカーによって、性能に大きな違いがあるという情報を伝えるべきであると私は考えます。
「インプラント」はどれも同じではなく、「インプラント」によって事情が違うのです。
院長ブログ/2016年3月14日/インプラントメーカーの選択
https://www.chuoshika.jp/diaryblog/2016/03/post_6.html
院長 島田 実