CT検査を生かす
2016年12月21日
どうしてCT(コンピューター断層撮影法)検査をするのか?
CT検査とはご存知の通り、X線(電磁放射線)を利用して身体の内部(断面)を画像化する検査です。高度な歯科治療をする上で必要な情報を得ることが出来、特にインプラント治療においては必須の検査です。
当院ではすべてのケースにおいてCT撮影をした画像データ上で、手術前にインプラント手術のシュミレーションをし、その手術データを集約させたサージカルガイドを用いて手術に臨みます。
*ブログ記事「あなたを守る”サージカルガイド”」(2016年3月22日)参照
サージカルガイドの使用により、最終的に歯を入れて仕上げるところまでを想定した、より高い精度の手術の実現が確実になりました。また、一旦バーチャルで手術を行っていますので、術者としては、実際に手術をする時には2度目の手術のような想定される全ての準備を整えた上で手術に臨むことが出来ます。
放射線による撮影法でありますので、僅かとはいえ、被曝します。しかしながら、この検査によって、治療の精度が高まり、安全に治療が出来ます。CTを撮影し、診断するだけでなく、患者さんの協力を得て知りえた情報を最大限に生かし、「治療の成功」という形でお返しするのは、主治医としての責務であると考えます。
院長 島田 実