不利益な治療とは
2016年09月12日
最近、歯の治療について取り上げたWebニュースが多くなりました。先月、マネーの達人で2016年08月04日に配信された『「銀歯」が歯を失う原因だった… 望まれる評価制度の見直し』*1は、正しく、以前から私たちが患者さんにお話しし続けていた事です。
1)「銀歯」は、国で認められた安心出来る材料だと思っていませんか?
2)保険適応である「銀歯治療」は、国からのお墨付きをもらっているように勘違いしていませんか?
両方とも間違いであります。
そもそも、皆さんが医療保険に加入する国民皆保険制度とは“国民全体が最低限の医療を保障されている制度”です。
ということは…「虫歯治療は、歯を大切にするため」と考えている治療も実際はそうではない可能性があります。記事内にも書かれているとおり、「今までの虫歯治療は歯を大切にすることとは反対の治療を行ってきた」ということなのです。
私共の医院では、日々「患者さんにとって不利益なことはしない」と直接、患者さんにお話しております。
これは、どなたの治療においても常に考えていることです。その治療が今の自分、将来の自分にとって本当に価値あるものなのかをよく考えた上で治療を行うことをお勧めします。
『歯は一度削ると二度と元には戻りません』。
*1:マネーの達人
2016年08月04日
「銀歯」が歯を失う原因だった… 望まれる評価制度の見直し
http://manetatsu.com/2016/08/71662/
院長 島田 実
▼記事に掲載画像です。